E-memo

気になったニュースのメモ。気が向いた時の雑記。

その時、私は後悔しないだろうか

「いつ死んでも悔いはないよ」という人は多い。
もちろん生きることに未練がない、死ぬのが怖くない、というわけではない。
なんとなく、やり残しや心残りがない「気がしている」だけだ。
そういう人、私の周りには結構いるし、私だってわりと軽い感じで、そう思ってる。
でも実際は、病気になって余命宣告でもされたら、違ってくるだろう。
その時初めて、現実のものとして、自分のリミットをいろいろ考えたり、何かするんだろうな。

それではじゃあ、「逆だったらどうだろうか?」
ある時、ちょっと考えたことがある。
自分じゃなくて、他の誰かだったら。
いま会っている人に、もう永遠に会えなくなるとしたら。

目が覚めたら、朝になったら、明日になったら、次の約束の日には、会える。
「会える」という、普通のこと。
疑いをはさむ余地もなく、あまりにも当然に、今の続きを信じてる。
その当たり前が、突然途切れることを想像していない。
でも、ある日、唐突にやってくるかもしれない別れ。
その時、私は後悔しないだろうか。 

きっかけは覚えていないけれど、きっと、そういう映画かなにかを見ちゃったんだろうなぁ…。
そしてすごく、やるせなく感じたに違いない。 

だから、最後が最期になってしまっても後悔をしないように気をつけよう。
特に言葉。
ケンカして、イラついて、暴言を投げつけて、そんな後味の悪いやりとりや気持ちを最後にしたくない。
暴言までいかなくても、ムッとしたら冷たい言葉や態度をとってしまう。
特に両親には甘えもあって、ひどくそっけなく、または強い態度になりがちだから注意しよう。
できるだけ笑顔で和やかに。
できなくても、普通で、と努力したい。
そうすると不思議なことに、あんまりイラッとこない気がする。
ムカついても、まぁいいか、と思える。
ちょっと穏やかな人になれているかもしれない。 

こう偉そうに書いてみても、いつも意識できているわけではないので、忘れちゃってることも多い。
そして、我慢すると、知らずにストレスもたまっていく。
でも、身近であればあるほど、何らかの後悔はありそうだし、「あの時こうすればよかった...」というようなことが、ひとつでも少なければいいと思う。 
自己満足なのだけど。